令和元年12月

　「もういくつ寝るとお正月・・」の歌が街中で聞こえる時期になりました。正月には、独特の習慣がいろいろあります。

　「お屠蘇」もその一つです。屠蘇散を大晦日の日にお酒や味醂に浸して作り、元旦に飲むものです。年少者から年長の者に順番に頂く無病息災を願っての習慣ですが、医学的な効果が期待できるほどの効能はないそうです。なお、お屠蘇の習慣は中国の古い時代にはあったようですが、今はなく、日本だけのようです。

　「お年玉」は、新年を祝うために子供に贈る金品のことですが、香港では、大人同士で年長者が年少の人に金一封を配る習慣があります（広東語で「利是：ライシ」といいます）。それは旧正月の時ですので、日本と時期も違いますが、意外と多額になるので、結構負担になっているようです。

　お年玉といえば「お年玉付き年賀はがき」を忘れてはいけませんね。２０２０年の一等は何と現金３０万円または、電子マネー３１万円分で、１００万本に１本の割合です。さらに２０２０年は、東京オリンピックの年ですので、オリンピックのチケットが特別に賞品になるそうです。これを聞いたら、たくさんの年賀状をもらいたいですね。でも、そのためには、まずこちらからお送りすることが大事ですので、今年は頑張って年賀状を多めに書いてはいかがでしょうか。