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令和3年2月

 もう少しで春到来ですがまだまだ寒い日が続き、暖かいところに住んでいる人が羨ましく思われる今日この頃です。寒さに震える人にとっては別世界の温暖の地が東京都にあります。ご存知「小笠原諸島」です。ここは東京都区部から約1,000キロ離れた太平洋の島々で、都内と比較して気温が冬場は18℃くらい高く、夏場はあまり変わらないようで、まさにパラダイスのような気候です。

 この小笠原諸島の領有を巡っては、昔からいろいろな経緯がありましたが、特筆すべきは、「明治丸」のことではないでしょうか。1875年(明治8年)11月に領有権を争っていたイギリスの軍艦が横浜港から出港し、小笠原諸島に向かうことを知った明治政府が、急遽小笠原諸島に「明治丸」で役人を派遣しました。イギリスより1日早く横浜港を出発した明治丸が、イギリス船より2日早く到着したことが功を奏し、翌年3月に小笠原諸島の領有権主張が国際的に認められました。この「明治丸」実はイギリスで作られた当時の最優秀艦でしたので、イギリスにとっては何とも皮肉な話です。(東京海洋大学に「明治丸記念館」がありますので、ご興味がおありでしたら、チェックしてみて下さい。)

 我が国は世界有数の海洋国家で、領海及び排他的経済水域の面積では世界6位ですが、これに大きく貢献しているのが小笠原諸島の存在です。それを思うにつけても、先達の先見性に感謝し、今の世代の我々が次の世代の人たちに何を残していけるのか、と自問してしまいます。

参考:1875年(明治8年)11月 - 明治政府が小笠原回収委員を明治丸で父島へ派遣する。    
1876年(明治9年)3月 - 小笠原諸島の日本統治を各国に通告(日本の領有が確定)。内務省の管轄となる。日本人37名が父島に定住。内務省出張所設置。

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