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平成30年3月



 桜の開花の便りが聞かれるようになりました。例年にない厳しい寒さの冬でしたので、待ち遠しい ニュースでほっとします。

 我が国では桜は古くから親しまれてきており、たくさんの歌人によって詠まれてきましたので、日本の象徴のような花ですが、日本国の花と定められているものではありません。
 また、桜の散っていく儚さや潔さが人生を投影する対象であったことから桜が愛でられることはよく知られているところです。このことが江戸時代では「家が長続きしない」という想像を抱かせたため、桜を家紋とした武家は少なかったようです。

 ところで、お花見でもっとも一般的な桜はソメイヨシノですが、江戸時代末期に江戸の染井村の植木屋が売り出したものと言われています。したがって、桜の中では新参の種類になりますが、明治政府の推奨もあって、短期間に日本国内に広まったようです。ソメイヨシノは樹齢が30年から40年頃が樹勢のピークといわれていますが、この頃に多くの花見客が訪れ、根元を踏みつけたり、太枝を剪定して歩きやすくしたりすることが、樹勢衰退を促すことになる、とされています。このようなことから、ソメイヨシノの寿命は60年とも云われますが、人の手を掛けていたわってあげれば、もっと長く生きていけるそうです。これも人が接ぎ木をしたことにルーツがあるソメイヨシノの成り立ちにあるのかも知れません。現代の我々がもっと樹木の性質を知っていたわることで、ソメイヨシノの名所を後世の人たちに残してあげたいものです。

 ところで、桜餅を包む葉は大島桜の葉で、葉の香りと乾燥を防ぐ趣旨で使われていますが、いかにも日本食文化の粋なところです。お花見のあとに、熱いお茶と桜餅を戴ければまさに春満喫というところですね。目で桜を愛で、桜餅を香りとともに味わうなどは、この時期だけの贅沢です。寒い冬で家に閉じ籠りがちでしたから、お花見で気分よく外出するのも良いのでは。

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