マンスリーカルチャー
令和3年1月
今年は年明け早々に日本海側では大雪に見舞われました。太平洋側も寒い日が続き、密を避けて散歩などして屋外で過ごしたい思いがままならない状況です。こういう時には、せめて美味しい食事で栄養を摂りたいですね。
栄養のある食材といえば、ウナギが浮かびますが『ウナギは夏のモノでしょう』と言われそうです。ところが、そうではないのです。ウナギの旬は実は冬なのです。天然のウナギは水温が下がる冬には冬眠します。冬眠前に栄養をとるため、冬になるとたっぷりと脂が乗った体になります。逆に夏場は活動しているので、夏の土用の丑の時期に川で見るのは、細い姿のウナギ、ということになります。ただ、実際に我々が食するウナギは養殖が多く、水の温度管理などを行って一年中美味しいウナギが獲れるようにしていますので、ご心配なく。
専門家の解説によれば、ウナギはビタミンAが豊富、ビタミンB群をバランスよく含み、カルシウムや亜鉛も多く、EPA・DHA などの不飽和脂肪酸もたっぷりで、栄養価の高い食材のようです。免疫力向上にも役立ちますし、何よりも食べているときは幸せを感じます。
今年一年元気に過ごすためにも、栄養のあるものをしっかり食べて、体力をつけるようにしましょう。